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だれもが生れながらに属するであろうコミュニティ、家族の成り立ちや暮らしの痕跡を記録、収集し、公開するためのアーカイブプロジェクト。 さまざまな家族に残る写真アルバム、ホームムービー、手紙、日記、メモ、壁の落書き、柱の傷などを通して、結婚と許容/義理と血縁/出産と覚悟/育児と仕事/家事と不満/食事と会話/教育と希望/成長と独立/引退と趣味/介護と遺産など、家族そのものの普遍性について、多面的に捉え直す機会になるとともに、これからのコミュニティのあり方を模索するものになるかもしれません。そして、そもそも人間とは何であるのかを問いかけるものに。

活動内容

記憶が記録され、記憶へ

1 はじまり

出会いから共同制作へ

あるご家族のアーカイブを制作するための訪問日時や回数、制作方法、プライバシーの取り扱いなど、さまざまな事柄は、ご家族とAuto-community Archivistsの話し合いによって決められています。

アーカイブがつくられるまでの流れ

あるご家族のアーカイブがつくられるには、Auto-community Archivistsとご家族の間を取り持つパートナーマネージャーが出会うことからはじまります。アーカイブを制作する上で、ご家族との関係をより良く保つためには、パートナーマネージャーからのアドバイスが必要になるからです。
3者がうまく連携し、共同制作を行います。
[case.001 大阪府高槻市・寺田家]の場合は、次女の寺田就子さんがパートナーマネージャーとなり、およそ1年間、定期的に訪問しました。)

2 記録と収集

制作されたもので、[Auto-community Cloud・記憶の倉庫]を

ご家族を記録した写真やテキストなどの制作物は、ほとんど編集することなく、そのすべてをweb上に設けられたデータベース[Auto-community Cloud・記憶の倉庫]に保存しています。膨大なデータ量となりますので、各ファイルには検索用の関連タグを付加しています。
閲覧者は、その関連タグや抽出されたトピックから気になるものを選ぶことで、アーカイブに触れることができます。

3 公開

データベース[Auto-community Cloud・記憶の倉庫]へ

データベース内には、ご家族のプライバシーに触れるものも数多く保存されていますが、その取り扱いについては、ご家族との話し合いで決められます。
データベース[Auto-community Cloud・記憶の倉庫]をご覧いただくためには、ご家族のプライバシー保護の観点から、会員登録が必要になります。記入いただいた情報は、何事にも使用されず、公開されることもありません。

4 活用

データベースから、webショップ[Re-collection Kiosk・記憶の売店]を

データベースに保存されたものをもとに、アートブックやグッズなどを制作します。あるご家族のアーカイブにどのような展開があり得るのか、記憶の活きた利用方法を模索、実践するためのwebショップ[Re-collection Kiosk・記憶の売店]をオープンします。

アーカイブ

case.001 大阪府高槻市・寺田家

Auto-community Archivists(オートコミュニティ アーキビスツ)

人々が生まれながらに属しているコミュニティ(≒家族、地域や団体など)の在り方を可視化するべく、集ったメンバー(アーティスト、社会学者など)がそれぞれの手法で記録・収集し、アーカイブを試みるアーティスト・コレクティブの活動。このアーティスト・コレクティブのメンバーは流動的に入れ替わり、共同制作によるアーカイブを展開し、プロジェクトが社会へ発信されることで、オルタナティブな創造を促すことを目指す。

[メンバー]
天野憲一(写真家)、高橋静香(デザイナー)、竹内厚(編集者)、寺田就子(美術作家)、平田剛志(美術批評)、宮本博史(アーティスト)、八木寛之(社会学者)、横山大介(写真家)